アメリカ、郊外の平凡な街。エンジニアのアーロンは、自宅のガレージで友人のエイブたちとオリジナル製品の開発を行っていた。しかし、彼等の主力商品は大量注文の望めない代物でビジネスと呼ぶには程遠く、研究も次第に行き詰まっていった。そんなとき、エイブは起死回生のアイデアを思いつく。超伝導を利用して重力を軽減させる装置。もし成功すればノーベル賞も夢ではないうえに、大きな投資が見込める可能性もある。そんな“夢物語"の開発に仲間は反対するが、アーロンとエイブはこの研究をふたりだけで推し進める。開発費の調達もままならない中、ダクトテープに覆われた“箱"型の装置を作り出す。
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