妻との離婚協議の日々に疲れ果て、人気作家モート・レイニーは、1日に16時間もの時間を睡眠に費やしていた。…そんなある日、見知らぬ男が彼の家の戸口を叩いた。「あんたは俺の小説を盗んだ」。自分が執筆したという原稿の束を握りしめ、その男、ジョン・シューターはそう言い放つ。名が売れ、こうしたトラブルは経験済みだったモートは、うんざりしながらドアを閉めた。シューターが置いて行った原稿のタイトルにはもちろん覚えがない。モートは躊躇もせずに彼の小説をごみ箱に捨てた。…しかし、その日から彼の生活は狂い始める…。
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