マーサはハンブルクのフランス料理店で女性シェフとして働いている。優れた味覚と腕前を持ちながらも、オーナーからは“街で2番目のシェフ”と評されていた。マーサは、仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも出掛けない。だがそんな彼女にも一大転機が訪れる。姉が事故死し、その娘リナをマーサが引き取ることになった。始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむイタリア人シェフ、マリオの出現によって忘れていた心の触れ合いに気付いていく。
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